「ワンコインで数百億円の経済効果!B級グルメが地域を変える」と題し講演しました。
B−1グランプリの概略やこれまでの経済効果を紹介した上で、
以下のポイントを解説してくださいました。
一般消費者はB−1グランプリを
「B級ご当地グルメの日本一を決める一大エンターテイメント」と捉えているが、
主催者側にとっては「出展者がすべて主催者である巨大な村祭り」のようなものであり
「まちおこし活動の年に1回のお披露目の場」である。
通常のグルメイベントとは異なり、
イベント終了後それぞれの街にいかにお客さんに来てもらえるかを重視している。
実際にそうなりつつあるが、B級グルメが温泉のように地域資源として全国的に認知され、
それ自体が旅の目的になるところまで持っていきたい。
B級グルメによるまちおこしのポイントは、
あくまでも「まちおこし」が先にこなくてはいけない。
はじめにお金ありきでなく「想い」が大事。
そして飲食店以外の地域住民がいかに参加できるか。
十和田バラ焼きが注目を集めているのは、まちおこしがメインであるから。
バラ焼きも、もともと地域にあったものを「十和田バラ焼き」とネーミングし
地元の名物として全国発信するための活動をバラ焼きゼミナールが行っている。
これは一般的なプロモーションやマーケティングの活動と同じこと。
食のまちおこしは観光客だけをターゲットにしてはいけない。
地元や地域の方にいかに食べに来てもらうかが大切。
改めて勉強になるご講演、ありがとうございました。
(「第1回全国バラゼミ校長会」 薔薇・弐に続く・・・)